Top Interview トップインタビュー
我々と塾生は運命共同体。
お客様の感動の実現のために
誇りを持って一緒にやりたいですね。
代表取締役 山下智樹
まず、最初にお聞きしたいのですが、長年メーカーでやってきたアズマ工業がなぜハウスクリーニング業界に進出したのですか?
山下:
ハウスクリーニング業界に進出したのは2004年ですが、ちょうど高齢化社会や共働き世代が増えていましたので、これから間違いなくニーズが上がると思い、進出することにしました。そもそもお掃除したくてもできないような環境になりつつあります。お掃除用品だけでなく、サービスを提供することでよりお客様に貢献できると思いました。
市場性はどうですか?
山下:
市場性については想定以上です。しかも年々、需要は高まっていると感じています。昔ほど他人を家に入れることに抵抗を感じなくなっています。それに日本人は根本的にキレイ好きです。ただ、時間的な問題があったりして、お掃除したくてもできない・・・、だからハウスクリーニングの需要が上がっているのだと思います。
しかし、それだけ需要が高まっているにもかかわらず、ハウスクリーニング業界に従事する方は二極化しています。言い方は悪いのですが、「お掃除ぐらい」の気持ちで参入している業者が多いと思います。しかしそんなに甘いものではありませんので、1年以内に業界から去る方が後を絶ちません。
お掃除をマスターするのにどのくらい掛かるのですか?
山下:
お掃除をマスターするのに1週間でマスターできれば誰も苦労しません。自分の家を自分なりにお掃除しているのとは違います。『プロ』として、つまりお金をいただくお掃除をしなければなりません。性格や適性にもよりますが、通常であれば3~6か月は見るべきだと思います。
結構掛かるんですね。
山下:
我々は信頼が第一です。丁寧に仕事をしてお客様からの信頼を得て、愚直にやっていきたいと思っています。お陰様で2004年にスタートしたホームクリーニングサービスは年に2万件を超えるご注文をいただけるまでに成長しました。その上、一緒に仕事をやっていただける仲間(提携業者様)も140社を超えています。
おそうじ塾を作るきっかけは?
山下:
需要が右肩上がりですが、業界そのものが二極化しており、しかも質のいい仕事を提供できる方が極めて少ないと思います。このままでは業界全体の信頼が揺らぎます。であれば、一から人材を作り上げればいい。発想の転換ですね。我々の強みは140社分のノウハウがあることです。それらを集大成したカリキュラムを組み、お客様に感動を提供できるような方々を育て上げたいと思っています。
おそうじ塾が目指すクリーニングは?
山下:
我々は単にキレイにすればいいとは思っていません。我々が目指しているものは業界水準とは一線を画したワンランク上のサービスです。絶対に真似できないようなサービスです。そのためには仕事を行う所作が美しいこと、無駄がないこと、そういった姿勢・動き・応対も重要視しています。
どんな方に来てもらいたいですか?
山下:
適当に技術を学んで、すぐに独立したいという方であれば、他のフランチャイズがいいと思います。研修期間も短いですし。我々は長くこの業界でやっていただきたいと思っています。そのためにはお客様の信頼を勝ち取る技術習得は必須です。たとえばフランチャイズコースは約20日間ですが、その間に寝る間を惜しんで頑張っていただきたいと思います。
繰り返しになりますが、お客様の感動を実現するのは実際にクリーニングをする塾生です。塾生がしっかりとしたクリーニングができなければ我々が目指すものが実現できないと思っています。つまり、塾生と我々は運命共同体です。仲間です。お互いに誇りを持てないような仕事はしたくはありません。
おそうじ塾ではフランチャイズに加盟したくない方にも教えているのでしょうか?
山下:
はい。幅広いニーズにこたえるために、フランチャイズに加盟せずとも技術の習得ができるようにしました。我々の究極の目標は、業界全体のレベルを上げることです。塾生のニーズに応じて対応していきたいと思います。
多くの方が入塾されるといいですね。今日はありがとうございました。
山下:
ありがとうございました。