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2021/06/23
ハウスクリーニング技能士
「ハウスクリーニング技能士」という資格があります。これは厚生労働省が定める技能検定制度のひとつです。
試験に合格すると「技能士」と名乗ることができます。
技能検定制度には、建築関係、金属加工関係、機械関係が多くあり、身近なところでは、パン製造、菓子製造、服製造、時計修理といった分野もあります。昨今の時代背景から、ウェブデザインも加わっています。
さて、「ハウスクリーニング技能士」になるためには、次の試験に合格しなくてはなりません。
(1)実技試験
課題1 レンジフード洗浄
課題2 ダイニングチェア(ウール素材)クリーニング
課題3 ステンレスの油汚れ落とし
課題4 五徳の汚れ落とし
課題5 ビニルクロスの汚れ落とし
課題6 磁器タイルの汚れ落とし
課題7 フローリング床のキズ補修
(2) 学科試験
五肢択一 50問(マークシート方式)
学科試験の問題の一部を見てみますと-
WHO が有機化合物の沸点を基にして定義する VOC(揮発性有機化合物)について、誤りを選びなさい。 1.沸点 0℃~50–100℃の範囲のもの……超揮発性有機化合物(VVOC) 2.沸点 50℃~240–260℃の範囲のもの……揮発性有機化合物(VOC) 3.沸点 240–260℃~380–400℃の範囲のもの……準揮発性有機化合物(SVOC) 4.沸点 380℃以上のもの……粒子状有機物質(POM) 5.沸点 500℃以上のもの……超粒子状有機物質(VPOM) |
答え:5
といった、専門的な設問もあります。
次のように、知っておくと日常でも役立つ設問もあります。
カーペットのシミ取りについて、正しい記述を選びなさい。 1.食用油のシミ汚れを落とすのに、油脂汚れ用アルカリ性洗剤を使用した。 2.しょう油のシミ汚れを落とすのに、油性シミ取り剤を使用した。 3.ワインのシミ汚れを落とすために塩素系漂白剤を使用した。 4.カビのシミ汚れを落とすために塩素系カビ取り剤を使用した。 5.口紅のシミ汚れを落とすのに、油性シミ取り剤を使用した。 |
答え:5
実際に、この試験を受けた者に感想を聞くと、「落ち着いて臨めばできることばかり、知っていることばかりなのに、緊張して実技に失敗したり、時間内に全問解けるか、不安だった」ということを口をそろえて言います。
このような試験に合格した「技能士」が、おそうじ塾の講師をしています。
試験に受かることが目的のおそうじ塾ではありませんが、気になるようでしたらこの「ハウスクリーニング技能士」試験についてもお尋ねくだされば助言します。
実技試験は、この塾を卒業し、お客様にご満足いただけることを目指してスキルを磨けば、自ずと合格できるレベルになっています。
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